雑談

VRサーカス、「Cirque du Metaverse」に出演しました。

  • Pocket
  • LINEで送る

Mirror ball Circus主催のVRサーカス、「Cirque du Metaverse」に出演しました。オンライン上に3日間だけ現れる360度カメラと立体音響で体感するVRサーカス、という事で11月27日~29日まで開催されたオンラインショーです。

メインショーとサイドショーが行われ、タップダンス、ジャグリング、バレエ、エアリアル、空中ブランコ、DJ、ピアノ、などなど、多くのパフォーマーが参加したサーカスです。僕はマジック担当として、メイン、サイド合わせて3演目を演じました。

特にメインショーはリアルタイムでの360度配信という技術的にもチャレンジングな配信で、正直想定通りいかなかった部分も多く、反省の多い配信でした。この部分は関係者の一人として、視聴いただいた皆様に100%のアウトプットをお出しできなかった事は本当に申し訳なかったと感じています。(公式サイトでメインショーご購入者の方への払い戻しも対応しているようです)。ですが、一出演者としてはコロナ禍でパフォーマンスの場が失われている中、オフラインの代わりとしてではなく、むしろ時代を進めようとするこうした活動は大変に意義があり、かつ非常に可能性を感じた公演でした。

マジックというパフォーマンスはよく「生で見るべきだ」と言われます。それは映像というものが世の中に誕生してからこれまで、延々と言われ続けてきました。インターネットが広まり、動画視聴が当たり前になった現代でさえ、マジックは映像で見るよりも生で見た方が面白い、というのが定説です。動画でのみ成立するマジックというものも発展はしてきてはいますが、やはり現時点ではマジックは生で見た方が面白さや良さは伝わりやすいだろう、という気持ちがまだまだ個人的にも強いです。

しかし、今回VRでマジックを見せる、という事を経験し、もしかすると生で見るのと同じか、それ以上のものをVR空間で作る事は可能なのではないか、と少し感じました。扱う物の質感や、マジシャン特有の視線誘導など、通常の動画では諦めていたものがVRだと再現が可能かもしれない、と。そうした可能性の萌芽があるような気がしています。

実際まだまだ、テクノロジーやプラットフォーム、視聴環境も整っているとは言い難いですし、VRでのパフォーマンスコンテンツをどのように作っていくか、というノウハウもこれから蓄積していかなければいけない分野かと思います。しかし、多くの産業がこのニューノーマルの世界に適応していく中で、パフォーマー、マジシャンもただ「早く昔に戻ればいいのに」と言っているだけではなく、新しい在り方を模索する必要があるのではないか、そこには諦めや妥協ではなく発展の可能性が存在するのではないか、そう感じる事が出来たイベントでした。

ご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。また、「シルク・ド・メタバース」ご関係者の皆様、お疲れ様でした。願わくば、皆様と共に今後も新しい在り方を作っていければ幸いです。

  • Pocket
  • LINEで送る